多言語のさんぽ道

子育てをしながら多言語を勉強し、学習と日常を記録するブログです。仏・中・ほかいろいろ。

真面目になることって必要?

真面目ってふつうに良い言葉(良い意味で使われる言葉)って思われてるフシがあるけど、それって本当かな。

 

私はもともとクソ真面目っぽい性格で、それを直したいと思っていたりします。

日本人によくあるマジメさん、ですよね。

基本それで人から何か不満を言われたことはなかったんですが、他人から見て害はなくても本人には害だってことです。

誰かからもらった規範を無意識に取り入れて、生きづらくなっていることがよくあります。

真面目に取り入れて、マジメに生きて…

 

もういいじゃん!そんなこと。

 

誰かのいい人じゃなくていい。もっと自分勝手に生きてもいいじゃないか。

好き勝手にブログ書いてもいいじゃないか!笑

自分に言い聞かせるブログになりました。

 

外国語のおしゃべりと芝居の関係

喋る言語によって、性格が変わることってありませんか?

私はあると思います。

日本語では遠慮しがちになったり、引っ込み思案になったりしがちなんですが、

英語になると途端に積極的に自分のことを話し出したり、どこか陽気になったり…笑

一方中国語では、とにかく話して自分のことをわかってもらおうと奮闘したりしちゃいます。大胆になるというか、ポジティブ元気!いけいけドンドン!になります笑

それは発言することで少しでもわかってもらえるだろう、という楽観的な希望があるからだろうと思います。特に中国語は言語自体が大らかなイメージ。

フランス語については、まだまだ自由に自分のことを言うだけの流暢さがないのでわかりませんが、きっと少しだけ慎重になったり、よく考えてから自分の意見を組み立てて言う感じになるのかなぁと思います。

そして、表題に翻って芝居との関係。

昔、芝居を習っていた頃、講師の方に「なりきること」と言われたことがあります。

今日ふとそのことが頭に蘇り、なりきることって外国語を喋る時も同じじゃないか?と思いました。

その言語の思考回路に自分を置いて、その言語話者として(その言語話者になりきって)話す。

芝居が役ごとの人格になりきってやるものだとしたら、言語は言語ごとのテンションや思考回路にそって自分を変化させて使われるもの、なのかなと。

言語によって同じことを言うのでも表現方法は様々です。

その違いを味わうのも言語を学ぶ楽しさであると思いますが、その時々の人格(言語格?!)によって自分が変わる楽しさも同時に味わっていきたいと思うのでした。

 

 

【読書ログ】おしゃべりなドイツ語

この本は参考書ではなく、実際にドイツ語会話を楽しむための実践的アドバイスやドイツ人の文化、価値観を学ぶエッセイのような本です。

会話をするにあたって必ず必要になるあいづちのバリエーションを増やす項目であったり、

ドイツ語にも感情を表す短い心態詞という言葉があり、それは細やかな感情の機微を表してくれる、

など、会話に実際に必要な知識を授けてくれる他、ドイツ人の価値観、文化、教育制度にも踏み込んだ、ドイツを深く知れる教養書にもなっています。

私はまだ本格的にドイツ語の勉強を始めたわけではなく、分離動詞や格変化がある、くらいの簡単な知識がある程度ですが、それすら知らなくてもさらっと読めてしまう、息抜きにぴったりの本です。

語学のモチベーションが下がった時の対処法やトピックに応じた1分間スピーチの練習原稿など、訓練用の資料もたくさん付いていて、今まで見たことのない語学書です。

他の言語学習にも応用できる内容ですので、コスパ良し!の一冊。

一読してお気に入りになりました。

早速、ドイツ語書籍の一員に加えようと思います。

 

入院のベッドにて。

昨日の夜からまた切迫早産で入院してしまいました…。

夫にはいつもお世話になりっぱなしです。

今回は点滴の濃さが前回より薄めになったので、早めに退院できるといいのですが。

ベビーグッズも一通りそろい、とりあえずは一安心。

正産期まであと1ヶ月。何とか持たせたいです。

ーーー

〈夜中のベッド上にて思ったこと〉

ぐるりと私を取り囲むピンク色のカーテンが薄明りでぼやっと光っている。

この仕切られた薄明かりの空間にいるとなんだか守られてるような気がしてホッとする。

もしかして胎児もこんな感じで安心空間で過ごしているのかな?

それって、なんかいいな。

 

 

オペラと外国語

1年ほど前から定期的にオペラDVDの鑑賞をしています。
借りているシリーズが全40巻で現在35番目。もうすぐ終わりです。

今回は、ドビュッシー作曲のオペラ『ペレアスとメリザンド』を鑑賞。『トリスタンとイゾルデ』のオマージュも入っているとされる題目です。

久々の仏語オペラ。ところどころセリフが聞き取れて嬉しいです。最近はストーリーと曲を楽しむのに先行して、セリフがどのくらい聞き取れるかも気にしています。

言葉を喋るのってどこか歌うことに似ている……。リズムと強弱。

オペラは日本ではなく外国発祥のもの。私は日本語オペラは聞いたことないのでわかりませんが、朗々と歌われる歌曲は日本語の調べよりも諸外国語のそれの方が音が乗せやすいのかもしれないなと思っています。

使われる言語がイタリア語であれ、ドイツ語であれ、ストーリーや曲の素晴らしさは変わりません。しかし、各言語の持つ響きの印象はやはり多少違って感じられます。

個人的な意見では、イタリア語は情熱的ではっきり、ドイツ語はしっかりした印象、ロシア語は柔らかい印象、フランス語は曖昧模糊とした印象です。
音に乗ると各言語の調べの違いが分かりやすくなるのかもしれません。


実はドイツ語に興味を持ち始めたのも『こうもり』がきっかけです。宴会が舞台なのでよく、trinken(飲む)が出てきて、それを発音してみたいなという感じでした。

オペラで言葉の響きを味わう。
それも私の多言語に触れる楽しみの一つです。

【読書ログ】それしかないわけないでしょう ヨシタケシンスケ

ゆるゆる考える絵本の作り手、ヨシタケシンスケ氏。

絵と言葉に癒されてたまに読んでいます。

子供は想像力をふくらませ、大人は日常から解き放たれる、そんな本です。

こうであるべきとか、こうであってほしいみたいな固定観念からふわりと解放し、第3、第4の道があることを優しく気付かせてくれます。

だーいじょうぶよ!みらいがどうなるかなんて、だれにもわかんないんだから!

たいへんなことだけじゃなくて、たのしいことやおもしろいこともたーくさんあるんだから!

ぜひ、読んでみてください。

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