寝ながら(横になりながら)勉強なんて、できるの?!
最初はやっぱりそう思いました。家族にもそう言われました。
でもそれしかできないんだもの!と思って仕方なく始めた勉強法。現在私は、切迫早産で自宅安静中だからです。
案の定、頭の中は理路整然とはならず…
横になっているから、起きていると自覚していても、半分脳が寝たような状態になっています。気づかないうちに寝落ちしていることもあります。
たまに調子が良くて椅子に座ってみると、脳の覚醒度・緊張感・集中具合が全然違います。
カチッと身体がお勉強モードになります。やっぱり机で勉強したいなあ。
でも悪いことばかりではありません。予想に反して、効果というか、いいことがありました。
それは音への感度、反射神経が鍛えられること
いくら音声が優れるラジオとはいえ、テキストがあればそれを見てしまうのは性。
でも寝ながらだと、腕が疲れてテキストを持っていることができません。だから、手ぶら。
少しボーッとしている混沌の中で鳴り響く音声。待ってくれません。
正直心許ないです。文字を介さずにその言語に触れざるを得ない。不安だ…
今思うと完全に文字に頼っていたんですね。
仕方なしに身を委ねていると…
Il y a →イリヤ
j'etais→ジェテ
je suis alle(アクサンテギュ)→ジュスィザレ
と音がダイレクトに入ってきます。
そうか!文法事項はただの音のカタマリに過ぎないんだ!
半過去だからetaisでエテ、じゃなくて”ジェテ”そのものの印象が半過去なんだ。
e(シルコンフレックス)tre+Vppだから…、じゃなくて”スィザレ”のスィが聞こえた時点で複合過去を考えておかなきゃいけないんだ!言葉は反射神経なんだ!
と、強く感じました。
言葉は音そのもの。音のカタマリに反応すること。
子どもの言語習得課程に似ている気がしました。
また、それは英語ではできていることなのに、他言語ではできていないことにも気づきました。
音に素直に反応する。大切なんだなぁ。
そういえば学生の頃、Good morningは、おはよう、じゃなくてGood morningに過ぎないって思ってたなあと記憶が蘇りました。
特に語学の勉強においては、脳が文字入力から入りがちです。
文法は頭で理解していてもいざ会話になると咄嗟に言葉が出てこない。
そんな状況を打開する一つの方法が私にとっては寝ながら勉強なのかもしれません。
思いがけない発見でした。