1年ほど前から定期的にオペラDVDの鑑賞をしています。
借りているシリーズが全40巻で現在35番目。もうすぐ終わりです。
今回は、ドビュッシー作曲のオペラ『ペレアスとメリザンド』を鑑賞。『トリスタンとイゾルデ』のオマージュも入っているとされる題目です。
久々の仏語オペラ。ところどころセリフが聞き取れて嬉しいです。最近はストーリーと曲を楽しむのに先行して、セリフがどのくらい聞き取れるかも気にしています。
言葉を喋るのってどこか歌うことに似ている……。リズムと強弱。
オペラは日本ではなく外国発祥のもの。私は日本語オペラは聞いたことないのでわかりませんが、朗々と歌われる歌曲は日本語の調べよりも諸外国語のそれの方が音が乗せやすいのかもしれないなと思っています。
使われる言語がイタリア語であれ、ドイツ語であれ、ストーリーや曲の素晴らしさは変わりません。しかし、各言語の持つ響きの印象はやはり多少違って感じられます。
個人的な意見では、イタリア語は情熱的ではっきり、ドイツ語はしっかりした印象、ロシア語は柔らかい印象、フランス語は曖昧模糊とした印象です。
音に乗ると各言語の調べの違いが分かりやすくなるのかもしれません。
実はドイツ語に興味を持ち始めたのも『こうもり』がきっかけです。宴会が舞台なのでよく、trinken(飲む)が出てきて、それを発音してみたいなという感じでした。
オペラで言葉の響きを味わう。
それも私の多言語に触れる楽しみの一つです。